先日、「おおきな木」というタイトルの絵本を買いました。

ずっと以前から知っていた絵本で、いつか買いたいと思っていた絵本です。
とうとう買ったのです。
2冊も・・・
一冊は自分のために。
もう一冊は一番大切な人に贈りました。
有名な絵本なので、知ってる人も多いかと思います。
線だけで描かれた色のないシンプルな絵の絵本です。

色々なタイプの人がいると思います。
国や宗教が違えば、なおさらのことです。
でも、いくら十人十色の人がいたとしても、
「人の生きる道」の基本はこれしかない・・・
と思えることが、この絵本に集約されていると思うのです。
客観的に見れば、それは、綺麗でもなく華々しいものでもありません。
むしろ切なくて、悲しくて、痛々しいくらいです。
僕は無償の愛だとか、世界平和だとか、人のためだとかいう言葉に
偽善を感じます。
世界が平和であって欲しいとは思いますが、
人口爆発による食糧難がやってくるのも困るのです。
自分とは無縁の誰かが死んで、これ以上人口が増えなければいいのに・・って思ってしまいます。
なんて自分は卑しい人間なんだろうと思いますが、テレビで
大勢の人の死体を見ても、涙ひとつ流せません。
それが、僕の本性なのです。
イエス・キリストや、マザー・テレサのようには、どう頑張ったって
なれないし、なりたいとも思いません。
でも、そんな卑しい僕でも、家族や友達だけは大切にしたいと
素直に思えるのです。
一番大切な人に対しては、この「おおきな木」のようで
ありたいと思えるのです。
そして心底幸せになれる道は、それしかないと思うのです。
なれるかな・・?
おわり
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