先日のテレビ番組、プロフェッショナル仕事の流儀で 宮崎 駿監督の密着取材をやっていた。
イメージなんて、あふれるように生み出してるのかと思ったら、そうじゃなかったんですね。
何度も何度もイメージを書き直したり、場所を変えて一人ぼっちになってみたり、自分に揺さぶりをかけて相当苦労してるみたいだった。
才能のある人があれだけのことをしないと作品を生み出せないのだから、どうりで、僕みたいな才能の無い人間が何もしないで作品を生み出すなんてできないわけだ。
というより、才能が無いと決めつける前に、作品を生み出す努力を何もしてないなぁと思った。
それにしても、あれだけメッセージ性が強い作品だから、先にシナリオがあって後で映像を作っていくのかと思ったらそうじゃなかった。
まず、とことんイメージ作りをしてから、そのイメージによってストーリーが導きだされるらしい。
僕も以前、日記でその手法をよく使った。
まず、その日に何気に撮った写真を単純に並べてみて、それを見ることで、自分の中から言葉を導き出していく。
自分でも意外な言葉が出て来たりして面白かったりする。
結果的にメッセージ性が強いととらえられるような言葉が出てくるかもしれないけど、素直な自分が表現されるのだと思う。
メッセージを伝えよとして作る映画はくだらないと言っていた。
う~ん、僕もそう思う。
メッセージなんてくだらない。
メッセージは論理の世界。
もっと、見る人の感覚的な部分に触れるものでなければ・・。
そして、魂を浄化させるもの。それがアートの役割。←オーラの泉で言ってました。(笑)
魂が浄化されれば、きっと、それぞれの人の中に最初っから備わっているメッセージを呼び起こすことができるのではないかと、僕は密かに信じています。