原風景の曲
池田綾子さんのCDはまだ手に入れてないのですが、特権として音源は頂いているので
それを毎日聴かせて頂いてます。
それと同時に、最近、もう20年以上も前に聴いていた音楽を集めまくっています。
若い頃は、うじうじと色々なことを考え悩んでいました。
でも年を重ねるごとに、だんだん細かいことを考えなくなっていきます。
それは、どんどん気持ちが楽になっていくことなのではありますが、逆に感受性が鈍くなって
いるようにも思えるのです。
テレビドラマなんか見て涙したり、年をとるごとに涙もろくなっているので、感受性が強くなって
いるようにも思えるのですが、何かを感じるポイントはどんどん移り変わっていくのかもしれません。
感受性が単純になっていくようにも思えます。
で、僕は、実は「岡村孝子」の曲(特に暗い静かな曲)に昔から心引かれるのです。
ちょっと切ない感じだけど、メロディーが美しい・・・。
その感性がピタリと僕の感性と一致するのです。
ひょっとして、僕は前世で女だったんじゃないか・・・とさえ思えてしまいます。
都会の夕暮れ、岡村孝子の曲が僕の心の原風景なのです。
絵でもアニメーションでも、それは心を扱う仕事です。
うじうじと考えてしまったとしても、あの頃の感覚が消えていくのは寂しいものです。
さばさばとした陽気な人の方が、みんなから好かれるのかもしれせんが、僕自身はうじうじしてる
自分の方が自分らしくて好きだな。
何も感じられなくなることの方が怖いよ。
昔聴いていた曲を聴くことで、あの頃の感覚を取り戻せるんじゃないかと、今日も聴いています。
しまった! こんなことしてる場合じゃない。コインランドリーに行かなきゃ!